薬剤師

病気は自分で治すの?

医師と僧侶の平均寿命は職業別でトップだそうです。前者は知識で、後者は気合で病気を治すのでしょうか?

薬剤師が長生きするとは、聞いたことがありませんね。私は卒業してから10ウン年経ちますが、習った教授の中で亡くなられた方も何人かいます。お一人は、独自の東洋医学の研究をしていて、私はその先生の説に傾倒していただけに、ショックでした。

医学の知識はあるとはいえ、医師の何分の一かしかありませんし、体内の事を立体的に頭に入っているわけではありません。高血圧にはこの薬がこんな風に効く、うつ病にはこの薬と、なんだか鉄道路線の対応のようにしか覚えていません。少しは病気のメカニズムもしますが、体を立体的には把握していないのです。私達の世代はそうですね。

ただ、最近の学校では生体の知識も増やそうと、胃炎はどんなメカニズムでおこるとか、循環器疾患のメカニズムとか、私達以上にやっているようです。

やはり、日々色んな病気の人を見ているので気をつけなければ、とは思います。ですが、あ、骨粗しょう症が怖いから魚を食べようとか、血液検査のデータを見て、あ、GOTがまだまだ低いから、晩酌は続けていいかも?とか、コレステロール値はまだ大丈夫とか、普通の中高年のお嬢さんと変わりません。みのもんたの言う事は、医師の言う事と同じくらい真剣に聞きますし、自己流の変な健康法をしていたりします。

ただ、我々薬剤師の強いところは、病気は誰でもなるということ、薬には限界があるという事、を知っている位でしょうか。だから、少しは普通の人よりムチャはしないような気がしますし、薬も必要以上には、飲まないようにしています。

私は、よく、必要なときでも、術後の鎮痛薬やかぜ薬をケチったりします。肝臓で薬を分解する酵素ができて、薬の効きがゆるくなると習ったからです。だからといって、必要な薬を飲まないのはおかしいでしょう。極端な私の思い込みです。持病がある人は、医師の指示通り飲んでください。薬の耐性=効きがゆるくなる、ができない量をきちんとモニターしているので安全です。

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