






これは学部で鍛えられます。実習なんかのときに、天秤の使い方を何回もやりますから。
この天秤は、薬局にあるものとまったく同じもの。慣れた薬剤師は、熟練の職人のように、手が動いています。慣れればそんなに難しいものではありません。ただ、子供用の抗生物質など、指示されたときに、瞬時に電卓で比例計算できないといけません。
処方箋では抗生物質は、一日量で記されていて、これを何日分。と書かれています。散剤の瓶には、力価=1gあたり抗生物質何mgと書かれているので、何g計ったらいいか、比例計算です。
これがテンカンの薬とか、キツイ薬になると気を使います。母子医療センターや子供病院などの門前薬局は、そんな処方箋ばかりです。調剤薬局では、一番大変な部類になるでしょう。あ、別に抗生物質だからいい加減というわけではないです。
計ったら分封は機械がやってくれます。が、古い機械だと、薬をならして伸ばす面倒な作業がついてきます。最新鋭ですと、そんな作業は要りません。セットしたら、薬包紙が連なって出てきます。それでも一応、戦前ぐらいまで良く出ていた、薬包紙の包み方はやります。
水薬は、ご存知のように小児科に多いですね。 これも水剤の瓶には、1mlあたり成分何mgと書かれているので、何ml計ったらいいか、比例計算です。ただ、これもテンカンの薬とかあるのですよ。水薬を計るメートルグラスも、実習なんかのときあるのとまったく同じものです。就職までに慣れています。問題は、早くしないと、待ち疲れた子供がぐずることでしょう。
ですが、大人の調剤はほとんど錠剤のシートを入れるだけなので、計る事はありません。ときどき、分封のモノがあるくらいです。錠剤をシートから出して、機械に入れ、一回分飲んだらいい錠剤をパックします。まれに、錠剤の含有mg数が、処方箋の1回量より少ないmg数の事があり、砕いて、乳糖で伸ばして分封しないといけない場合もあります。
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