薬剤師

MRになって

本記事は元薬剤師で現在MRとして活躍されている方による寄稿です。

念願のMRとなった私は、新人研修に参加することになりました。中途、新卒でも期間や内容は異なりますし、企業ごとにも異なりますが、私の場合は約2ヶ月間でした。新卒社員であれば必須であったと思われる、接遇や一般常識に関する研修は一切なく、すべてがMR認定試験に向けた座学でした。

MRはMR認定証がなくても活動することができますが、最近ではMR認定証を所持しないMRとは面会しないという医療機関もありますし、製薬会社ではMR認定試験の受験をほとんどの企業で必須としています。

MR認定試験の合格率は約80%ほどです。受験科目は
1. 疾病と治療
2. 薬理学
3. 薬剤学
4. 医薬概論(MRの倫理・医薬品概論・法規・医薬品の流通・医療関連制度)
5. PMS(市販後調査)
6. 添付文書(添付文書の基本用語)
の6科目となっており、薬剤師免許所有者は1~3が免除されます。

新人研修は期間中、研修所に泊まり込みで行われました。MR試験に向けた勉強の他、共同生活により同期入社の社員との交流も深めることができました。MRという職業には人と人との繋がりが欠かせないものです。同期の社員とは研修後、全国の支店にバラバラに配属されましたが、今でも定期的に連絡を取り合い、情報の共有や、それぞれの仕事の状況を話し合っています。

私は薬剤師であることから、同期の社員よりも薬学的知識が豊富であり、MR試験の勉強をしている中で重宝されていました。逆に、周りの社員は営業職出身の方が多く、営業に対する知識をもっていました。営業は私には未知の世界で、多くのことを教わり、厳しい世界であることを実感しました。

2か月間の研修の最後に配属先が発表されました。配属先の候補は全国各地でしたが、私は幸い地元に近い勤務地に配属されました。しかし転勤の多い職種ですので、地元から離れる覚悟は必要です。配属先の支店で、担当エリアが割り当てられます。私は定年退職をする方のエリアを引き継ぐこととなりました。これから自分で医師と面会し、営業活動を行うこととなるのです。担当エリアを持つとMRとしての実感がやっと湧いてきました。

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