






一部メディアの報道によると、東大医科学研究所の研究チームが、H1N1型のインフルエンザウィルスの内部構造を解明したそうです。
構造はコンピューターグラフィックスで再現されており、基になったデータは電子顕微鏡を用いて様々な角度から撮影して得たのだそうです。この解明により、治療薬の開発に弾みがつくと期待されています。
H1N1型といえば2009年に新型インフルエンザとして世界的に流行した型ですが、今となっては季節性のインフルエンザとして認識されています。
インフルエンザウィルスにはA.B.Cの3つの型があることは有名ですが、H1N1はA型インフルエンザうぃえる素の変異系の一つです。H1N1からH16N9まで、HAに16種類、NAに9種類の変異が見つかっていて、さらに同じ型と判断されるものも、細かな変異によってその性質が変わることが多く、その実態を正確に掴むことは困難でした。加えて、毎年どの型が発生し流行するかがわからないことも、全世界的な治療薬開発体制を困難にしています。
身近にできる対策としてはうがい手洗いの徹底、なのですが、今回一つの型とはいえ構造が解明されたことで、治療薬の開発や有効なワクチン開発につながることが期待できます。これからも人間とウィルスのいたちごっこは続いていくわけですが、ウィルスを追いかける精度と速度をあげることで、たくさんの命が救われます。このいたちごっこに屈せずに、地道な研究を期待したいですね。
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