薬剤師

ギャンブル依存症に薬物治療の可能性

一部メディアの報道によると、ギャンブルに積極的に参加する傾向のある人の脳内では、神経伝達物資であるノルアドレナリンの働きが抑えられいるため、負けることへの恐れを抱けにくくなっていることが実験により明らかになったそうです。

実験は画像診断装置を用いて行われ、儲けの額を段階的に設定されたコインゲームに対して、被験者がどの金額で参加を表明するかに着目して行われました。

儲けが少なくても賭に挑もうとする人の脳内では、ノルアドレナリンを吸収してその働きを止める働きをする物質が活発に働いていることが判明したそうです。

従来、ギャンブル依存症は病名のような名前を持ちつつも、実際の療法としてはギャンブルの習慣を絶つ、生活改善アプローチをとることが多かったのですが、今回の発見により、薬による治療にも道が開けたことになります。とはいえ、脳内物質のコントロールだけで果たしてギャンブル依存症を脱するに十分な効果が得られるかどうかはまだまだこれから検証が必要な部分であることには間違いありません。

生活改善というアプローチは最も単純ですが最も難しい療法です。この療法の負担を少しでも軽減できる薬が登場すれば、と願ってやみません。

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